これまでのボイストレーニング本は、POPSには正しくはありません。理由は、POPSと異なるジャンルのクラシック、オペラだからです。NHKの番組では、日本人の8割以上が蓄膿症予備軍だと放送されています。そのタイプの人達が生徒さんです。これから歌が上手く成る方法を解説していきます。
オペラが生まれたころ、日本は江戸時代前。日本人はもっと歌が上手だったはずです。呼吸ルートがアレルギーなどによって汚染されていなかったからです。
2003年頃、日本人の「8割以上が蓄膿症予備軍」だという番組が、NHKの「ためしてがってん」で放送されていましたよ。そうPOPSは呼吸でした。誰もテクニックで歌ったりはしないジャンルなのです。
POPSを守るために「POPSの発声法」を研究してきました。BEAMトレーニングと言います。
現代は色白な若者達が増えて、同時に歌のピッチも上がっている
昭和の時代は酷い公害がありました。NHKでは、『日本人の8割以上が蓄膿症予備軍です』という番組が放送されています。しかし、現代は色白な若者が増え、少しマシになってきたようです。公害が少なくなってきたのかもしれません。だけど蓄膿症予備軍の全体的な比率は変わっていません。
POPSの歌の上手さは『ピッチ』の高さにあります。『感情を込める』という考え方は、古い時代のクラシックの発想から生まれたのでしょう。民謡、ゴスペル、演歌、昭和歌謡、フォークなど、音楽で重視されていた昔の『感情表現』は薄れ、POPSでは感情表現をあまり必要としなくなっています。なぜなら感情は、曲のアレンジに練りこまれているからです。
さらに言うと、感情を込めたければ込めて歌えば良いだけです。「こうしなきゃいけないという型や方法」は、POPSの「個性」を尊重する姿勢に反します。だからクラシックの「考え方」は使えないのです。
分かり易い例を1つ紹介しましょう
MY FIRST STORYのヒロとハイドのPVを見てみてください。ヒロの歌い方はストレートで、ハイドの歌い方は叙情的に見えるかもしれません。 現代はYouTubeの時代です。「人気が欲しい」音楽素人さんは、Hydeの歌はテクニックで歌っていると言ってしまうのかもしれませんね。だけどそれって想像でしょう?
それは違います。POPSでは、HiroはHiroらしい『個性』で、HydeはHydeらしい「個性」で歌っているにか過ぎません。POPSというジャンルは『テクニック』を嫌うからです。逆に、クラシックは『テクニック』が大好きです。POPSとジャンルの違う人達が好きかってな情報を流しているのが、ボイストレーニングです。
音楽の中で、POPSとクラシック、ジャンルが分かれている意味は、応用ができないからです。
Chat gptで調べても意味がない
Chat gptで「ベルティング オペラが始まり」と調べてごらん。
Chat gptの答え:「ベルティングとは、ポップスやミュージカルでよく使われる発声法です。」と答えましたよ。これは間違えです。POPSはテクニックなど使わないジャンルですから。
世の中の体制を占める情報からしか答えを導き出せないChat gptだから、本当のことは教えてくれないのです。発声の情報はクラシックの人達、ボイストレーナーさんが流しているから。これだけ「嘘」が蔓延しているというChat gptの使い方講座でした。
メジャーシンガー達はボイトレを否定しています。「仕事」に関係していれば作り笑顔で、Yesと言っているだけですよ。何故なら人気を落としたくないから。それなのにボイトレを否定しているアーティスト達は本物です。
ボイストレーニング本の多くは、クラシックの発声法でした。特にイタリアオペラのベルカント唱法を基にしています。そのため、ほとんどの本には同じ内容が書かれており、POPSの歌を上手くなりたいと思ってボイトレを始めた人が、逆に下手になってしまったのです。POPSに必要な歌い方とは、クラシックの発声法とは異なるアプローチが求められます。
山下達郎
ボイストレーニングはあまり信用してないです。個性をなくすから。例えばオペラのベルカントなら、スカラ座の壁を突き破るような声を出すための訓練が要る。でも、僕らはマイクに乗っける声なので、しゃがれ声でもとっちゃん坊やでも、それも個性になる。