歌えない原因は呼吸でした
歌が上手いボイストレーナーの先生は「呼吸が正常な人」です。反対にあなた(生徒)は「蓄膿症予備軍」です。だけどお互いに「蓄膿症予備軍」だという自覚がありませんでした。
先生は「生まれつき歌が上手い人」です。自分が教えているボイストレーニングのお陰で「歌が上手くなった人」ではありません。
蓄膿症予備軍の生徒さんの状態を「未病」と言います。
セス・リッグス
「声楽」とは「歌が上手い人」をオペラ歌手に矯正するもので、「歌が下手な人」を上手くさせるものでは、始めからありません。なのにアメリカ人の「セス・リッグス」という人が「ボイストレーニング」と名前を変えて始めてしまったのです。この人はPOPSの人ではなくクラシックの人でした。
彼は「マイケルジャクソン」を宣伝に使ったのです。だけど昔Youtubeで「マイケル」が電話でボイストレーニングを受けていたことが印象に残っています。ちなみにマイケルは10歳でデビューしていたので、ボイトレの必要はありませんでした。何故ならKing Of Popsでしたからね。
人類はまだ「歌が下手な人を上手くさせる方法」をまだ発見していなかったのです。練習で「歌が上手く成る」というの考えは、あなたの思い込みでした。
プロシンガーは歌の練習(ボイストレーニング)はしていない、の1例
「シラスタ」さんが自分の歌い方を解説しているのを見たTAKAさんは、「俺の歌い方なんて教わってできてるものじゃないからさ、癖じゃん俺の」と発言していました。
本人は他人から歌い方を教わったことがないので、触れてきた音楽に影響を受けた結果、そういう個性が出ただけだと言うことです。
POPSでは当然な考え方です。
間違った常識
1,歌は「口や鼻だけで」呼吸するものだと信していませんでしたか?
2,歌うと喉が締まるのは「歌い方が悪いからだ」と信じていませんか?
3,ボイストレーナー(クラシックの発声法)を信じていませんか?
POPSの歌を上手くする方法は「音楽」では不可能だったのです。がっかりしないで下さいね、答えを見つけましたから。
皆さんは「元々歌える、POPSのプロシンガー」に憧れていたんですよね?だけどそのPOPSのプロはボイストレーニングをしていないと、言っています。
POPSを上手く歌いたいのでしょう。それでは何故あなたは、正反対のクラシック、オペラの発声を練習しているのでしょうか?オペラ歌手はPOPSを歌えなくなっていますよ!
歌が上手くなる方法の答え
眼窩上切痕(がんかじょうけい)、眼窩下孔(がんかかこう)、オトガイ孔。
あなたは「おでこ、ほっぺ、アゴ」で呼吸しているような感覚がありませんか?歌っていると「喉が締まった原因」はこの穴が関係していそうです。その原因は、腹式呼吸です。「歌が上手くならなかった」のは、今までの常識(ボイストレーナーさん)を信じていたからです。決してボイストレーナーさんが悪いわけではありません。
何故ならボイストレーナーさんの多くはクラシック「声楽科」の卒業生が多いからです。「ボイストレーニング本」もクラシック、イタリアオペラの「発声法」でした。発声法は江戸時代ごろから作られたもので、その頃はPOPSなどありません。
オペラの発声方法とは未完成のものだった!
「喉を大きくあけて」は学校教育の「音楽の授業」の価値観です。その基は江戸時代のオペラの価値観でした。何故なら、日本は明治時代にイタリアオペラを輸入した国だからです。
その結果、僕らの呼吸は「喉」という固定概念が植え付けられてしまいました。だから「呼吸ルート」の「喉がしまった」と勘違いしたのです。まして鼻から吸った空気は「頭部」を巡るなんて思いもしくなったのです。そして鼻と喉は直結していました。もう殆どの日本人が感覚が無くなっていませんか?
「おでこ、ほっぺ、あご」に感覚が残っている人が歌えたのです。それだけでなく「眼球の周り、こめかみ」頭部の上部は、口と同じほど空洞に感じられるものでした。取り込める酸素の量が変わります。
POPSは「とうしき・頭式呼吸」
頭式呼吸をやっていると鼻から「おでこ」を通って後頭部へ空気が流れ始めます。実際に空気が流れているかわかりませんが、多くの方が感じています。そして「おでこ」から接続された気管支が、みぞおち辺りまで呼吸が関戸まることがなく流れていることを感じるように。だけど今までは鼻水が詰まっていて、副鼻腔は麻痺していました。
気づかずに歌の練習をしていると、未病の生徒さんは「鼻づまり」を促進していることに気づきません。ボイトレで「歌が上手くなった」というのは思い込みでは?2016年まで「歌えなかった人が歌えるようになった」before afterを出せたのは、世界でボイトレに反対していたKISSだけです。
ボイトレの勘違い
レッスンの初めは体温が低くて粘膜は固まっているので「上手く歌えない」と思います。歌っていると体温がわずかに上がって気管に張り付いていた鼻水の粘膜が柔らかくなる、呼吸が楽になった分「歌が上手くなったような」勘違いをしていたのです。
言うなれば「お風呂では上手く歌えたのに、上がったらもう歌えない」時と同じです。だからレッスンの次の日にはもう歌えません。夏より冬が歌えないハズです。
歌は音楽で上手く成るものじゃありませんでした。健康です。だからポップスのプロシンガーはボイトレしていなかったのです。健康だから歌えたのです。
コーラのペットボトル
頭頂部から「みぞおち」までを、1本のコーラのペットボトルだと考えて下さい。「鼻水で詰まって」います。まだコーラ(鼻水)が2/3残っています。あなたは口や鼻で呼吸できていると思っているので1/3しか呼吸が循環できません。空気が足りないので苦しいのです。それを上手く歌えないのは「練習が足りないからだ」と勘違いしていたのです。プロシンガーは歌っていて苦しさなど、感じることはありません。
オペラは歌を練習するジャンル
歌は練習で上手くなると「ボイストレーニング本」の間違った価値観に染められてしまいました。その価値観は「声楽」の価値観だったのです。もし、あなたが「生まれつき歌が歌えていた」とします。それでオペラ歌手を目指すなら、歌は練習するものとなります。
だけどボイストレーニングの目的とは「歌が下手だから歌が上手く成りたい」でしょう?目的がすり替えらえていますよ。
クラシックの発声法とは、「生まれつき歌が上手な人」をオペラ歌手へ矯正する方法です。だけど、ボイストレーニングは「生まれつき歌が下手な人」をPOPSを歌えるようにすることですよね?
改善方法が分からなければ発表しないつもりでした
原因が分かっても、改善方法が分からなければ発表しないつもりでした。だけど、見つけたのです。これは皆さんの健康に非常に良い方法です。呼吸を正常に戻せたら健康になりますよね。
だけど前例がないので「びっくり」するかもしれません。1年ぐらいかけて安全に行いましょう。そして正常な呼吸に戻しましょう。その方法が「とうしき・頭式呼吸」です。
「歌い易くなる」はずです。