(POPSファンの夢と健康を守る為に、歌の秘密を解きました。kiss.co.jp に公開済みです。)
MIDIは、音楽制作において革命的な技術でした。シンセサイザーを操作することで、当時はまだ今のような音ではありませんでしたが、ミュージシャンにとっては夢のような楽器でした。なぜなら、1人で音楽を再現できてしまうからです。自分の頭の中で鳴っているイメージを、具現化できるのですから。
私は楽器が弾けないので、人差し指で単音を使って夢中で曲を作っていました。ポップスは自由で、形式に囚われずに創造力を発揮できるジャンルです。楽譜が読めない私にとっても、重要なのは音楽の知識よりもクリエイティブな感覚です。音楽を知りすぎてしまうと、逆に新しい発想が難しくなることもあります。「黄金のコード進行」などの定番にとらわれるのではなく、そうした枠を壊すことこそが、ポップスの精神なのです。