ボイトレに一生懸命取り組んでいるのに、「思ったほど歌が上達しない!」と感じたことはありませんか?実は、歌が上手くならない原因は、ボイトレのやり方だけじゃなく、人間の身体的な構造にも関係があるんです。今回は、その驚くべき理由を掘り下げていきましょう!
身体の構造が歌に影響するってどういうこと?
まず知っておいてほしいのが、私たちの頭や顔の構造が、歌声に直接関わっているという事実です。例えば、目の周りの部分を思い浮かべてみてください。なんと、目の周りは「空洞」なんです!この空洞は副鼻腔と呼ばれる部分で、声の響きを作るのに一役買っています。この副鼻腔がうまく働かないと、声がこもってしまったり、鼻声っぽくなったりします。
さらに、頭の中には驚くほどたくさんの呼吸ルートがあります。鼻や口から吸い込んだ空気がどのルートを通るかで、声の響き方が変わるのです。しかし、多くのボイトレはこれらの「身体の構造」を無視しがち。息をどこに通すか、どう響かせるかは簡単ではなく、特に初心者には難しい部分です。
ボイトレだけでは限界がある理由
じゃあ、ボイトレだけではなぜ限界があるのでしょうか?それは、声帯や呼吸法だけを鍛えても、声の響きに関わる身体の他の部分をうまく使えていないからです。例えば、いくら声帯を強化しても、副鼻腔や頭部の共鳴を無視してしまうと、声が「響かない」んですね。声の響きが悪いと、いくら高音や低音が出せても、聞いている人には「平坦で感情がこもっていない」と感じられてしまいます。
また、呼吸法も重要です。多くの人が「腹式呼吸」を重視しますが、それはクラシックのオペラを歌う場合です。型にはった姿勢とかは、POPSでは嫌われます。
身体をどう使うかが鍵
たとえば、副鼻腔の空洞を意識して声を響かせる方法や、頭部の共鳴を意識して高音を出すテクニックを練習することも大切です。また、姿勢や体の使い方も影響します。猫背や肩が内側に入ってしまうと、呼吸が浅くなり、声が詰まったり、伸びがなくなったりします。それもPOPSでは個性として成り立ちます。
最後に
ボイトレはもちろん大切ですが、身体全体をうまく使いこなさなければ、思ったような結果は出ません。目の周りの空洞や頭の呼吸ルートといった、普段は意識しない部分も、実は歌に大きく影響しています。次回の練習では、声帯や呼吸だけでなく、自分の体全体を楽器のように使ってみてください!その違いに驚くはずですよ。