BEAM ボイトレ 56~

BEAM ボイトレ 56

。(人間はおでこやほっぺたで呼吸できるのが正常です。これは冗談ではありません。医者も認めています。kiss.co.jp に公開)。

アマチュアの僕に、無茶な仕事を振ってきたと思います。山下さんも別の人に同じ作業を、させていたのかもしれません。でも良い結果が出なかったのかも。そう言えば切羽詰まっていたようだったしな。その時私は信頼していたギターリストの友達と、仕事をさせて欲しいとお願いしました。当時の日本人では聞いたことがないPLAYをしていたからです。山下さんへ紹介の意味も含めていました。良いplayをしてくれる自身はあり、実際に具現化してくれたのです。

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。(人間はおでこやほっぺたで呼吸できるのが正常です。若い人は腹式呼吸はやめよう。kiss.co.jp に公開)。

私がOK出しをしながら、ギターを録音していきます。ギターリストとは日ごろからアメリカのAORファンだったので息も合っていました。だけど山下さんは、正反対の好みだったのです。ただ時間が押し迫っていたので、そのままOKを出すしかなかったのでしょう。だけど僕らが仕上げたものは日本の邦楽アレンジじゃありませんでした。音楽は当時はできていない感覚だったから良いと思っていたのに、山下さんは気に入ってなかったんだと思います。まあ日本的な牧歌的な路線が好きな人でしたから。

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。(歌えない人の為、POPSの発声法が完成しました、歌い方では、ありません。kiss.co.jp に公開。

その甲斐があったのか、北海道で50万枚のヒットを飛ばしました。アマチュアの私には、それが売れたことなのか、売れなかったことなのか、分かりませんでした。ただ仕事をしただけです。だけど山下さんは嬉しそうだったから、良かったのでしょう。インディーズ作品で50万枚と言うのは、いまにして思えば凄いよね。そうかそれで山下さんは自分と違うセンスを僕に見出したのかもしれない。それで僕を育成していったのか。

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。(歌えない人の為、POPSの発声法が完成しました。歌い方ではありません。kiss.co.jp に公開。

それから山下さんから仕事をもらっていた。何年も何年も。そして気が付くといっぱしのプロになっていた。Sonyでの1発目の仕事は、送られてくるデモテープの山から良さそうなアーティストを探すことだった。ある日、いつものようにチェックしていると、あるグループのデモテープが気に入りました。平均年齢36歳、無いだろう。だけど当時の日本アーティストの音楽を軽く超えていた。良い音楽はやっぱり良い、気になって仕方がない。実際に見に行ってみようと、赤坂へ行ってみた。

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。(歌えない人の為、POPSの発声法が完成しました。歌い方ではありません。kiss.co.jp に公開。

そのバンドは赤坂のカフェでライブをしていました。フォークギター、ベース、パーカッション、に女性ボーカル。そしてフォークギターとベースの2人は、足鍵盤を使ってシンセストリングスも演奏します。お、カッコイイと唸っちゃっう。音楽のクオリティーが大事だよな、そりゃー平均36才だからか、凄かった。有名な名のあるグループより凄かった、感動してしまった。どうにか手を貸してあげたい。いや貸さなきゃ俺はミュージシャンじゃない。