みなさん、日本が韓国から「従軍慰安婦」の問題で誤解されていることはご存じでしょうか。
実は、音楽の世界でも同じような「誤解」が存在しているのです。
それは――「歌は歌う練習で上手くなる」という常識の誤解です。
これからボイストレーニングに対して反対意見を書きますが、決してボイストレーナーを攻撃するつもりはありません。
むしろ、私自身がポップスのプロとして20年以上かけて研究してたどり着いた結論なのです。
多くの人はきっと笑い飛ばすでしょう。
ですが、もしこの考えが誰か一人にでも届き、歌や健康を見直すきっかけになれば、それで十分だと思っています。
AIが始まったこれからの時代、未来を生きるために――
どうか「歌」と「健康」について真剣に考えてみてください。
考えるだけなら、あなたに損はありませんから。
その常識、本当に正しい?
なぜなら、そこには利害や経済構造が関係しているからです。今までの社会は「お金を集めた人」が尊重される仕組みでした。
だからこそ、人は一度思い込むと、それ以外の情報を受け入れにくくなってしまう。
ボイストレーナーが上手に歌うのを目の当たりにすると、「やっぱり練習すれば歌は上手くなる」と思い込んでしまうのです。
私も信じていた「常識」
私も若い頃、そう信じていました。
学校で「歌は練習すれば上手くなる」と教えられ、疑うことなく歌う練習を繰り返したのです。
ところが、結果は逆でした。
毎日歌っても、たまに声が出る日があるだけで、数日経てばまた歌えない。
その繰り返しに挫折し、プロシンガーの夢を諦めざるを得なかったのです。
それでも音楽が好きだったから
歌えなくなっても音楽を諦めることはできませんでした。
そこで私は作曲家を志し、苦労の末、ソニーミュージックの音楽プロデューサーになりました。
これは自慢のように聞こえるかもしれません。
ですが、努力や音楽の才能だけでは到底たどり着けなかったと、今なら分かります。
人との関わり、時代の流れ――そうした要素が複雑に絡み合って結果につながったのだと思うのです。
ボイストレーニングの正体
実はボイストレーニングとは、クラシック音楽の発声法――特にイタリアオペラの「ベルカント唱法」をベースにしています。
これは楽器の練習のように声を扱う方法であり、ポップスとは本質的に異なるのです。
クラシックの限界
その証拠に、宝塚歌劇団出身の方がポップスを歌うと、どこかぎこちなく聞こえます。
また、オペラ歌手がポップスの世界で本格的に活躍しないのも同じ理由です。
クラシックの歌唱法は「筋力で歌う方法」と言えるでしょう。
つまり――
- 音楽的知識を駆使し、
- 脳で考え、
- 力を酷使して声を出す。
便宜上、ここではこれを「クラシック的な歌唱法」と呼びます。
ポップスは呼吸
一方でポップスはまったく逆です。
音符で考えるのではなく、何も考えずに“呼吸”で歌うジャンル。
だからこそ個性が消えず、一人ひとりの色が輝くのです。
学校に「生まれつき歌が上手い人」がいましたよね?
命を削った「誤解」
私自身、その誤解のせいで「睡眠時無呼吸症候群」という命に関わる病気にまでなってしまいました。
だからこそ、その因果関係を解き明かすことが、本当の「歌の構造」を知ることにつながると確信したのです。
ただ――始まりは単純でした。
「自分が歌えるようになりたかった」
その思いだけだったのです。
誤解がもたらす健康への影響
世界はいまだに「人間の歌」を“音楽理論”で理解しようとしています。
しかしその誤解こそが、実は健康に悪影響を与えている――これが私の結論です。
大げさに聞こえるかもしれません。
けれど元ポップスのプロとして、私は言い切ります。
私たちは「間違った歌の常識」に洗脳されているのです。
ボイストレーナーさん自身は、もともと歌える人が多いので、この誤解に気づきにくい。
だからこそ、私は彼らを責めるつもりはありません。
歴史認識と同じ構図
例えば韓国が「日本は誤った歴史認識をしている」と言うことがありますよね。
「日本の教育現場で誤った歴史を教えている」という主張です。
実は音楽の世界にも、これに近い「勘違い」が存在します。
それが――クラシックとポップスの発声法の違いです。
クラシックの発声法とは
クラシックの発声法は、本来「楽器の練習法」を人間に当てはめたものです。
例えるなら、ピアノの88鍵を人間の声に割り振るような発想。
だからこそ理論が整い、音楽大学で「理論を知っている人の方が偉い」というマウントが成立してしまう。
でもこれはクラシックの世界の話であって、ポップスには通用しません。
ポップスの発声法は?
ポップスは“理論を壊す”ジャンルです。
まだ見つかっていない「カッコよさ」「気持ちよさ」を探し続ける音楽だからです。
そのため、Keyはシンガーに合わせて自由に動かす。
一方でクラシックは譜面に人間が合わせる。
だからこそ、クラシックには声の高さによる分類――
男性ならバス、バリトン、テノール。女性ならソプラノ、メゾソプラノ、アルト。
といった区分が存在するわけです。
ポップスは真逆の世界
ポップスでは音楽理論よりも「表現の自由」や「雰囲気」が重視されます。
2000年以降のポップスを思い出してください。
感情を爆発させる歌い方よりも、楽曲全体のサウンドや世界観を大切にする方向にシフトしてきました。
感情はあった方がダイナミックですが、なくても成立するのがポップス。
まさにクラシックとは真逆の世界なのです。
誤った価値観のすり替え
ところが、多くのボイストレーナーさんは「クラシックの価値観」をポップスに当てはめてしまいます。
YouTube全盛の今では仕方ないのかもしれません。
けれどその誤解が、生徒さんたちの健康に大きな問題を生んでいるのです。
歌えない本当の原因
歌えない原因は「歌い方」ではありません。
実は――副鼻腔炎という病気なのです。
副鼻腔炎は単なる「鼻づまり」ではなく、呼吸器の問題です。
でも医療の仕組み上「生活に直結する病気」ではないため、保険診療では十分に治療されません。
つまり「歌えるようになるまで治してくれる病気」ではないのです。
花粉症を持つ人が、その季節は歌いにくいのと同じ。
鼻水が消えたと勘違いしても、季節が変われば元に戻ってしまう。
努力という誤解
そこで多くの人は「歌えないのは努力不足」と思い込みます。
音楽的な知識でカバーしようとしたり、筋力で声を出そうとしたり…。
でもそれは本当の解決ではなく、ただの「努力という快楽」にすぎません。
そしてそれを「練習」と勘違いしてしまっているのです。
副鼻腔炎はただの鼻づまりではない
「副鼻腔炎」と聞くと、多くの人は「単なる鼻づまり」と思うかもしれません。
けれど、実際には命に関わる病気へとつながる危険性があるのです。
私自身、その影響で睡眠時無呼吸症候群を発症しました。
歌の研究を続けていたからこそ気づけましたが、ほとんどの人は見過ごしてしまうでしょう。
アレルギーと病気の狭間で
副鼻腔炎はアレルギーとも深く関わります。
花粉症の季節に歌えなくなる人がいるのと同じように、呼吸のルートに炎症が起きてしまう。
そして、その炎症は決して自然に「練習」で治るものではありません。
歌の誤解が生んだ構図
人類はいまだに「歌がどうすれば上手くなるのか」を本当には見つけていません。
「歌えば上手くなる」と言ってきたのは、生まれつき歌えた人たち、クラシックの音楽大学です。
そして、その人たちに習う多くの生徒は――実は副鼻腔炎を抱えている人たちでした。
この構図、分かりますか?
副鼻腔炎を持つ人に発声法を教えても、炎症は治らない。むしろ悪化させてしまうかもしれない。
見えないリスク
だからこそ、中には私のように睡眠時無呼吸症候群へと進行してしまう人も出てくるのです。
問題なのは、そのリスクを誰も知らないこと。
江戸時代のオペラから輸入された発声法では、その危険性に気づけないのです。
なぜなら、指導者自身は最初から歌える人たちだから。
ポップスを愛する人間として
これは攻撃ではありません。
ポップスを愛し、20年以上研究を続けてきた人間の警告として受け取っていただければと思います。
