
歌と無呼吸〜アイドルとPOPSと呼吸の真実〜
多くの人が「歌えない=練習不足」と考えていますが、実際の原因は「呼吸の詰まり」、特に副鼻腔の機能低下にある可能性が高いのです。副鼻腔炎や花粉症があると、鼻水が「おでこ」「ほっぺた」に固まり、呼吸が麻痺。これが高音が出ない・声が通らない原因です。
ボイストレーニングの誤解
現在のボイストレーニング(SLSなど)はクラシックのベルカント唱法が起源で、もとはオペラの低音・大音量向け。POPSのような高音・軽やかさを求めるジャンルとは真逆です。
マイケル・ジャクソンやLiSAなどもSLSに関わっていますが、実際には元々「呼吸が正常」で、トレーニングの影響より宣伝に起用されていたのかも。
「ミックスボイス」や「声帯閉鎖」も誤解
ミックスボイスは本来フランス・オペラの技術で、POPSには必要ないものです。生まれつき高音が出る人は「天然ミックス」と呼ばれますが、実際は「頭式呼吸(とうしきこきゅう)」ができているだけ。
声帯閉鎖も健康上リスクがある指導であり、花粉症や副鼻腔炎を抱える日本人には適さない手法です。
鼻水が歌唱力を奪う
鼻水は毎日2L近く分泌され、呼吸ルートや喉、体内に堆積。放置すると呼吸が狭まり、歌唱に必要な筋力も使えなくなります。多くの人が「ただの鼻づまり」と軽視していますが、それが歌の妨げになっていたのです。
KISSボイトレと頭式呼吸
KISSでは、従来の腹式呼吸ではなく、赤ちゃん時代の呼吸法「頭式呼吸」を回復させるトレーニングを行います。実際に睡眠時無呼吸症候群を克服した例もあり、耳鼻科的アプローチから呼吸を整えることで、自然と歌えるようになる方法です。
POPSとクラシックは別物
クラシックは「型」を重視し、同じ発声を目指すのに対し、POPSは「個性」を活かすジャンル。歌が上手い=音楽がわかる、という常識はPOPSには当てはまりません。
耳も呼吸している
耳も副鼻腔と繋がっており、実は呼吸器官の一部。ヘッドフォンで歌が下手になる理由のひとつが「耳の呼吸が抜けないから」なのです。
鼻水とK-POP
韓国では美容整形分野で「鼻水を抜く」施術があり、高音が出やすくなると報道。『世界の果てまでイッテQ』でも紹介されており、K-POPの歌唱力の秘密は鼻のケアにある可能性があります。

結論
「歌が上手くなる方法」はまだ広く知られていませんでした。実は生まれつき歌がうまい人たちは「呼吸ルート」が正常だっただけ。ボイストレーニングに頼るのではなく、自分の呼吸の詰まり=健康状態を見直すことが、本当の「歌の上達」につながるのです。
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