
珍しく、習ったような癖がついていないシンガーですね。
生まれつき歌が上手い人ですよ。
概要ランを見たら、「幼い頃から歌手を目指し、元プロ歌手の母と二人三脚で歌声を磨いてきた彼。」
やっぱりね!
今のボイストレーニングを習うと…
多くの人が、ボイストレーニングを受けることで“歌えるようになる”と思いがちです。
でも実際には、「いかにも習ったような歌い方」になってしまうことがよくあります。
たとえば——
筋力でビブラートをかけたり、筋力で声を押し出したり。
それは「歌い方」であって、「歌」ではありません。
こうした方法は、もともとクラシックやオペラの発声法をベースにしたもの。
つまり、クラシックの手法でポップスを歌うという、ちょっと無理のあるアプローチなのです。
ポップスの歌う方法は健康です
ポップスを歌うには、呼吸がいちばん大切なんです。
でも、世界中まだその本質に気づいていませんでした。
だからこそ、私は研究しました。
――あなたは、2時間のライブで歌いきれますか?
きっと無理ですよね。息が持たない。喉が苦しい。音程がブレる。
それは、呼吸の通り道が詰まっているからです。
副鼻腔炎などで鼻の奥や顔の内側がふさがっていても、自分では気づかないことが多いのです。
でも、呼吸の圧力がきちんとかかれば――
音程は安定し、声は自然に伸びていく。
それが、ポップスに必要な「本当の歌い方」です。
カラオケの人、もしかしたら…
上手いだけじゃなく、“何か”を感じさせる歌い方でしたよね。
もしかすると、デビューの可能性もあるかもしれません。
もし彼・彼女にオリジナルソングがあれば、さらにその可能性はグッと高まるでしょう。
あのハイトーンこそ、まさに個性。
よくボイストレーナーは「ミックスボイスで出しましょう」と言いますが、
あれは筋肉で作った“音”です。
本物のハイトーンは、自然に鳴る声。
その人自身の呼吸と共鳴から生まれる、“頭が鳴っている”ような声なんです。
もっと可能性がある子
だから歌い方じゃない
この子はデビューの可能性があります。
習っているようだが、すぐに止めてオリジナルを作ることですね。
2時間、歌い続けられる呼吸を壊さないように願っています。
腹式呼吸はポップスには間違っていますよ。