綿棒が!歌の問題を“音楽”で考えるのはもうやめませんか?

朝、目が覚めて、いつものように鼻の通りチェック。
そのとき、ふと思い出したんです。

生徒さんが言っていた言葉を。

「先生、綿棒がもっと奥へ入ったんです」

えっ、突き当たりって痛くてそれ以上入らないはずだよね?
「いや、入っちゃったんです…もう少し」

そんなことある?と半信半疑で試してみたい…」そのことをおもいだしたのです。

朝思い出して試してみます。

あれ?スルッ…
痛くもかゆくもなく、まるで吸い込まれるように綿棒が入ってしまった。

で――抜けない。
摘まもうとしても、スカッ。摘まめない。

「小さなラジオペンチがあったな!」と思いついて工具箱をゴソゴソ。
が、届かない。

次に鼻毛切りバサミで摘まめるか試すも…これまた届かず。
焦る私、すでに鏡の前で鼻の穴全開。

「もう、耳鼻科しかない…」


耳鼻科での事件

受付で「綿棒が抜けなくなりまして…」と伝えると、
スタッフの方、奥へ消える。うん、ちょっと恥ずかしい。

戻ってきたスタッフさん:

「抜けなかったら大きな病院を紹介します。鼻血がすごいかもしれませんが…どうされます?」

はい…お願いします…。

呼ばれて診察室へ。

先生「ちょっと上を向いてもらえますか?…あー、これは見えないね。よく入ったね〜」

スルー!

あ、抜けた!

鼻血もなく、するっと抜けて無事解決。


綿棒、奥まで入るのは…

「鼻のケアしてるからです」と私。
「え、鼻のケア?」と先生。

綿棒は抜けたけど

綿棒が抜けた――けど、呼吸は普通だった

朝、鼻の奥に入り込んでしまった綿棒が、耳鼻科で無事に抜けた。
「これで呼吸が劇的に楽になるか?」と期待したけど、意外と普通。

でもふと思って、もう一度綿棒を入れて奥を探ってみた。

「あ、これか」
確かに、入る。

そしてそのままレッスンへ。
生徒さんと一緒に軽く歌ってみると――

あれ? 歌いやすい。これか!


歌が上手く歌えない理由は…

「センスがないから」
「テクニックが足りないから」
「歌い方が悪いから」

そう言われ続けてきた多くの人たちへ。

違う。

私がずっと言ってきたのは、
「歌い方」じゃない。

そして、今日それが証明された。
私は一度も「歌い方」なんて教えたこともない。

だけど「歌えない人を歌えるようしたbefore after」を世界初出したのはKISSだけ。

自画自賛だけど、本当のことだから。

分かって欲しいのは、「歌い方」など一度も教えていないこと、それは個性を壊すこと。

歌い易くしただけ。


生徒の健康を壊さない、それが私のスタンス

私は元Sony Musicの音楽プロデューサー。

一応ポップスを知っている積りです。
だからこそ、生徒の体を壊すようなことはしたくなかった。

若いころ、私自身がボイストレーニングにのめり込み、
その結果、睡眠時無呼吸症候群になってしまった。

原因が分からないまま、何年も苦しんだ。
でも今ならはっきりわかる。

やっぱり「ボイストレーニング」のせいだった。

21年かかって見つけたよ。

ボイストレーナーさん気づいてくれないかな?


ジャンルが違う人は、ポップスに口を出すべきではない

クラシック出身の方がポップスを指導する。
ボイストレーナーが、ポップスを「知っている風」に語る。

でも、それは例えるなら――

サッカー選手が野球の方法論を教えているようなもの。

本人に悪気はない、気づけないし。
歌えない人の身体のことを分かっていない。

だから、無自覚に生徒の健康を壊してしまう。
それが一番つらい。


ミックスボイス? 何を言ってるんだ

「ミックスボイス」「地声と裏声のバランス」――

全部昔から知っているから、分かってる。
でも、それは本質じゃない。

本当に大事なのは、生徒さんの健康
鼻の奥、顔の裏、炎症のケア、そして自然な呼吸。

私は、歌を「病気の症状」だと思っている。
その人が健康を取り戻す過程だと。


最後に

歌えないのは、あなたのせいじゃない

歌えない――
それは、あなたの「センスのせい」じゃない。
テクニック不足でも、努力不足でもありません。

だから、どうか自分を責めないでください

あなたの身体が、ただ「歌える状態」ではなかった。
それだけのことなんです。


人間は、本来“歌える”生き物です

人は本来、生まれつき歌える動物。
それを「音楽の才能」や「練習量」といった音楽的な視点だけで考えてしまったから――

「センスがないから」
「努力が足りないから」
「練習すればきっと上手くなる」

そんな誤解が広まってしまったのです。

でも、身体が整っていない状態でどれだけ練習しても、歌えるようにはなりません。
それはもう、努力ではどうにもならない世界なんです。


ボイストレーナーさんたちへ

私は、あなたたちを責めたいわけではありません。
悪いのは、あなた方ではない。

最初に「ボイストレーニング」という概念を始めたアメリカ人の側に問題がありました。
クラシックをベースにしたまま、ポップスを教えようとしたビジネスな誤解です。

でも――音楽大学出身者。

あなた方が**“乗っかってしまった”こと**。
そして、ポップスに「本来ないこと」ばかりを言って、
自分を正当化してきたことには、責任があります。


これから、どうしますか?

生徒が壊れていくのを、見て見ぬふりをしますか?

それとも、
ジャンルの壁を認め、
**「歌うとは何か」**を、もう一度ゼロから見つめ直しますか?

本当の意味で、生徒を助けられる人になるために。

今、私たちはその岐路に立っています。