歌がうまく歌えないのは、練習不足や才能のせい?「体の中から固まる」人間の関係とは?

突然ですが、「最近、声が出にくい」「歌うと体が重くなる」と感じたことはありませんか?

実はそれ、あなたの体の“内側”が固まってきているサインかもしれません。

■ 人間の体は中から固まる?

年齢を重ねると、体の表面だけでなく内側——筋肉・関節・血管・呼吸器までもが少しずつ硬くなっていきます。
特に見えにくい変化が「呼吸」に現れるんです。

  • 呼吸が浅くなる
  • 肋骨が動かない
  • 横隔膜が固まる
  • 鼻が詰まりやすい

…こうして、**本来の“しなやかで全身が響く呼吸”**ができなくなっていきます。

■ それが「歌えない理由」になる

歌うときに大切なのは、肺やお腹の動きだけではありません。
顔の奥・鼻腔・耳の後ろ・頭の内部——こうした“頭の中の空洞”が柔らかく響くことが、実はPOPSでは超重要なんです。

ところが、呼吸が固まり、顔がむくみ、空洞がふさがってくると…

  • 声がこもる
  • 息が通らない
  • ピッチが不安定
  • 高音でノドが苦しい

こんな現象が起きてきます。

■ 「歌がヘタ」は技術のせいじゃない?

よく「腹式呼吸ができないから歌が下手なんだ」と言われますが、
私は真逆の答えにたどり着きました。

**「腹式呼吸こそ、体を固めてしまう元凶だった」**のです。

それよりも、人間本来のやわらかくて繊細な**頭式呼吸®**こそが、
中から固まらない、歌える体を作るカギでした。

歌の悩みは「固まり」のサインかも?

もしあなたが「うまく歌えない」「昔より声が出にくい」と感じていたら、
それはボイトレ不足ではなく、体の中が固まっている証拠かもしれません。

私たちは、もっと「呼吸」や「顔の空洞」「内部の柔らかさ」に目を向けるべき時代に来ています。


歌の上達は、体をゆるめることから。
歌えないのは、才能じゃなくて「呼吸の詰まり」かもしれません。