
歌は、歌い方ではなく「健康状態」だった
私たちは長らく、「歌は歌い方で上手くなる」と信じてきました。
でも実際には、“声が出るか出ないか”は、身体のコンディションが左右していたのです。
ボイストレーニングは、江戸時代の発声法=17世紀のオペラ技法をベースに作られたもの。
つまり、POPSが生まれる前の時代の発声理論。
鼻腔の閉塞や、頭部の呼吸という視点は、そこにはありませんでした。
あなたの声が出ないのは、“故障”ではなく“警告”。
鼻が詰まり、頭での呼吸ができず、
声が細く、喉が締まり、歌が苦しい――
それは、あなたの体が出しているSOSのサインです。
歌は歌い方ではない。健康であることが、歌う力だったのです。
鼻は万病の元。そして“歌声喪失”の元でもある。
「鼻は万病の元」――そう言われるように、鼻の不調は、実はあなたの“歌声”すら奪っているかもしれません。
人間は毎日、約2リットルもの鼻水を生産しています。
その鼻水は、無意識のうちに呼吸ルート(喉・副鼻腔・気道)に“つらら”のように垂れ込み、ミクロン単位でへばりついていきます。
やがて呼吸は乱れ、喉の通り道は細くなり、「声が出ない」「喉が締まる」という症状となって現れるのです。
これが、“歌えない”という悩みの、根本的な原因だったりします。
ところが――
学校の音楽の授業では「喉を開いて!」としか言われません。
声楽やオペラの技法がベースの“一般的なボイストレーニング”では、
この**根本原因(鼻水と呼吸の物理的閉塞)**には、一切触れられていないのです。
ボイトレの落とし穴。オペラ式はPOPSには合わない。
実はボイトレの原型は、17世紀の「イタリアやフランス」のオペラ発声法。
江戸時代に相当する古い時代に体系化されたものです。
つまり、“POPS”が生まれるはるか前の世界。
当然、現代の音楽や日本人の身体にはそぐわない部分も多くあります。
そのため、難病を抱える方や、鼻の不調がある8割の日本人には、従来のボイトレはむしろ危険。
喉に無理をかけ、呼吸をさらに歪め、症状を悪化させかねません。
「副鼻腔共鳴」って、ほんとにできてますか?
よく「副鼻腔共鳴を使って響かせよう」なんて言いますが――
実際には、その副鼻腔が鼻水で詰まり、固まってしまっているケースが大多数です。
響くどころか、詰まった鼻腔が音の共鳴を阻害している。
それに気づかず、「音が響かないのはテクニック不足」と決めつける。
これが、ボイトレにおける“最大の誤解”なのです。
声が出ないのは、「才能」ではなく「症状」です。
あなたが歌えないのは、音楽の才能や練習不足ではなく、体の中の“呼吸インフラ”が詰まっているから。
まずやるべきは、呼吸ルートの再構築。
つまり、「呼吸ルートを洗浄する」ことです。
オペラの発声法とは、楽器の練習法を用いて人間を歌わせるものでした。
オペラの発声法とは、楽器の練習法を用いて人間を歌わせるものでした。しかし、人間は楽器とは違い、血が通っています。オペラ歌手という単一の個性を目指すのであれば、「歌い方」という概念は理解できますが、POPSはアーティストの個性を大切にする分野です。「歌い方」という概念がそのまま通用するわけではありません。
だからこそ、プロのアーティストたちはボイストレーニングをしていないと話すのです。
ボイストレーナーが歌が得意なのは、生まれつきのものだからです。皆さんも「生まれつき歌が上手い人に戻る努力こそが、POPSのボイトレ療法」なのです。それを具体的に言うと、以下のCT画像をご覧ください。
歌えない人

↓
歌える人人

明らかです。歌えない人を健康な呼吸に戻すことこそ、ボイトレ療法です。
未来のボイトレは“療法・健康”へ
──歌い方より「呼吸」と「構造」を
POPSの歌における感情表現は、もう「歌い方」だけでは語れません。
感情は、アーティストの声だけでなくアレンジ、歌詞、リズム、メロディーといった音楽全体の構造の中で表現されているからです。
たとえばYOASOBI。彼らの楽曲に感情を感じるとすれば、それはAyaseの作るトラックや詞の世界観がメロディーと組み合わさって、「聴き手の心を動かす構造」を生んでいるからです。
また、First StoryのHIROの歌にも、彼自身の歌声に加え、バンドのアンサンブルや編曲が持つドラマ性が、聴く人の感情を引き出しています。
つまり——
POPSにおける感情は、「声だけ」ではなく「全体の表現」で感じさせるもの。
ここが、クラシックや演歌など、声の感情だけに重きを置くジャンルとの大きな違いです。
にもかかわらず、日本のボイトレは今なお「声だけで感情を伝えよう」という古い前提で成り立っています。
その結果、声に無理が生じたり、喉を痛めたり、最悪の場合は健康を損ねることもあります。
私は、未来のボイトレは“療法・健康”であるべきだと考えています。
歌い方ではなく、「呼吸器そのもの」を整えること。
アーティストの声を支える身体の構造そのものをケアしていくこと。
KISSボイトレ療法はその先駆けです。
“歌えない理由”が「練習不足」ではなく、構造の不調和であるという事実に、もっと多くの人が気づいてほしいと願っています。
天然ミックスボイスと呼ばれているMIWA
アーティストは「おでこ・ほっぺ」でも呼吸している?
「え? 顔で呼吸できるの?」と思われるかもしれません。でも、実は人間は「おでこ」「ほっぺた」「頭部全体」で呼吸できているのです。
しかし、日本の音楽教育では「腹式呼吸こそ正しい」と長年教えられてきました。そのため、こうした自然な呼吸感覚は完全に見落とされてきたのです。
POPSのアーティストたちは、そうした理屈ではなく、**「歌っていて気持ちいいかどうか」**という“感覚”を大切にしてきました。実際、彼らの多くは自然と“頭で呼吸しています。
それを私は「とうしき・頭式呼吸」と言ったのです。
歌えない原因は「鼻水」だった⁉
実は、歌がうまく歌えない原因のひとつに「鼻水(副鼻腔の詰まり)」があります。
韓国ではすでに、副鼻腔の洗浄が一般的に行われています。バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ』でも、タレントのイモトアヤコさんが体験して話題になりました。
現地の先生はこう言っています。「もっと高い声が出るようになるわよ」
つまり、鼻の通りを良くするだけで、声の抜けや響きに変化が生まれるのです。「歌の悩み=発声の問題」と思い込みがちですが、実は“鼻水”や“副鼻腔”が原因だったというケースは少なくありません。

実際に「歌えるようになった」証拠があります
以下の動画をご覧ください。
一切編集なし、「歌い方」など指導していません。
呼吸ルートを洗浄しただけです。自分の個性で歌えています。
これが「POPSのための本当のトレーニング」です。
「健康になる」歌い方を始めよう
これまでのボイストレーニングは、実はあなたの健康を乱していたかもしれません。無理な「腹式呼吸」や、不自然な発声が、身体に負担をかけていたのです。
でも大丈夫。呼吸を“本来の自然なかたち”に戻すだけで、歌声も健康も蘇ります。
さあ、体がよろこぶ「かおうら・顔裏洗浄」、今日から始めてみませんか?歌い易くなりましょう!
まだ多くの人が「歌は歌う練習を重ねれば上手くなる」と信じています。
多くの人が「歌は歌う練習を重ねれば上手くなる」と信じています。ですが、それはあくまで**“健康な呼吸ができている人”限定の話**だったのです。
あなたはボイストレーナーのように、音楽大学へ入学できるほど歌が上手い人ですか?
実際には──
- 呼吸の通り道(鼻、副鼻腔、喉、頭部)が詰まっていたら?
いくら歌っても逆効果になってしまうのです。本当に必要なのは、「呼吸を整えること=健康を取り戻すこと」。その上で初めて、「歌うこと」が意味を持ってきます。
つまり、歌は“結果”であって“手段”ではないということです。「健康な体が自然に歌いたくなる」──この順番が、ボイトレ療法の核心です
呼吸が変われば、声も変わる。健康も変わる。
「歌えない」のは、あなたのせいではありません。
間違ったボイストレーニングや、正しくない呼吸法が原因かもしれません。
声を変えたい方。
健康を取り戻したい方。
そして、眠っていた本当の「自分らしさ」を呼吸から引き出したい方へ——
KISSのボイトレ療法は、あなたのための新しい選択肢になるかもしれません。
歌えないのは練習不足じゃない
「歌えない」のは練習不足じゃない。
花粉症やいびきで悩んでいる人が、気持ちよく歌えると思いますか?
実は――
歌えない理由の多くは、「呼吸の質」にあります。
それなのに私たちは、ずっと「練習不足」だと信じて、喉を締めつけるようなボイトレを続けてきました。
私は重度の睡眠時無呼吸症候群でした。
でも、呼吸を整えることで、歌声も人生も変わりました。
声帯のせいではありません。
むしろボイストレーナーは「喉を締めろ」とさえ言います。
そんな中で、私は気づいたのです。
プロシンガーは、ボイトレなんてしていない
なぜなら――
彼らは「自分の身体で自然に出せる声」を、ちゃんと知っているから。