歌えない病・副鼻腔炎(未病)の始まり(未来のBEAMボイトレ)

私は、元Sony Musicの音楽プロデューサーでした。若いころにボイストレーニングに熱中してしまい、それから歌えなくなってしまったのです。何故かなと思い、皆さんの健康を守るために、BEAMトレーニングを研究して来ました。

蓄膿症予備軍の謎が解けました!

実は、日本人の8割以上が蓄膿症の「予備軍」だったのです。これは、日本人の8割以上が未病の副鼻腔炎を抱えているという意味でした。

私たちの多くは、蓄膿症を過去の病気と思いがちですが、実際には年間1000万人が発症しています(急性副鼻腔炎を含む)。そして、蓄膿症になりやすい人、つまり予備軍の数はなんと1億人!鼻水や鼻づまりが悪化しないよう、しっかり対策を取りましょう。

間違った呼吸のイメージ

20年前のNHK『ためしてガッテン』などの影響で、誤った呼吸のイメージが広まりました。あなたは「おでこ」や「ほっぺた」でも呼吸していると感じたことはありますか?驚くかもしれませんが、人間の基礎呼吸はこうした感覚とも深く関係しているのです。

しかし、多くの人は「腹式呼吸」を重視しすぎるあまり、本来の呼吸のバランスを崩してしまいました。実際に、私が研究してきた結果、歌の上手い人の99%は「おでこ・ほっぺた」で呼吸をイメージしていました。興味深いことに、ボイトレ教室に通う人の多くは、もともと歌がうまくない人なのです。

腹式呼吸が蓄膿症の原因に?

「未病」の状態にある人が腹式呼吸を強化すると、蓄膿症になる可能性が高まります。実際、私自身も22歳でバンドのボーカルをしていた頃はハイトーンボイスで歌い、オーディションにも出ていました。しかし、40歳を過ぎたころ、重度の睡眠時無呼吸症候群にかかってしまったのです。

これはボイストレーニングのせいだとは言いませんが、デビューしているアーティストの多くは腹式呼吸を意識していませんでしたし、ボイストレーニング経験もなかったのです。

ボイトレとクラシックの関係

芸能スクール出身のアイドルたちと関わる中で、全国の教室を訪れる機会がありました。そこで紹介されたのはクラシックの先生。POPSを教えているはずなのに、なぜクラシックの発声法が使われているのか?

この疑問を抱いた私は、「ボイストレーニングとは、クラシックやオペラの発声法なのでは?」と考え始めました。私自身、かつて歌えなくなった経験があったため、「このままではPOPSを歌う若者たちが危ない」と思い、40歳で業界を去りました。そして、新たな発声法「BEAMトレーニング」を研究し続けてきたのです。

研究結果と結論

長年の研究の末、私はすべての謎を解きました。「歌が上手くなる方法」とは、「生まれつき歌が上手い人の状態に戻ること」。

ボイストレーニングを重視しすぎるあまり、本来の自然な発声を失ってしまう人が多いのです。POPSの歌唱には、クラシックの発声とは異なるアプローチが必要だと確信しました。

この研究結果をもとに、より多くの人が健康的に、かつ自分らしく歌えるようになってほしいと願っています。

結論はこちらから。

「歌が上手くなる方法」は「生まれつき歌が上手い人」へ戻る方法